病棟勤務開始と精神科病院への受診【適応障害⑦】

松葉杖
スポンサーリンク

 

前回は「コールセンターでの仕事と欠勤への考え方」についてお話しました。

今回は新しい病院での看護師としての再スタートと、精神科病院への受診についてです。

 

スポンサーリンク

看護師として再スタート

新しい病院で新しい同期とまたもや集合研修。

集合研修は楽しくて、看護技術に関しても特に不安は感じませんでした。

唯一心配だったのが、同じ病棟に配属予定だった同期が看護師国家試験に合格できず、今年は1人で配属になると伝えられたことでした。

 

2週間の研修が終わり、私は当初の予定通り希望した小児科を含む混合病棟へと配属。

病棟へ挨拶に向かって一番驚いたことは、先輩から挨拶していただけたことでした。

 

新卒で配属になったNICUでは「先輩に挨拶しても1年はシカトされると思うけど、挨拶はちゃんとしてね」と言われていたからです。

実際におはようございますと言っても、無視されることが多かったと同期も言っていました。

 

病棟勤務と精神科病院

初日は先輩のシャドーで終わり、次の日の出勤時間を確認して退勤。

どっと疲れたのを覚えています。

 

次の日、出勤しようとしたらまた涙が溢れて止まらなくなり、出勤することができませんでした。

コールセンターでは大丈夫だったので安心していたのですが、看護師のプレッシャーは私にとって相当大きなものだったのです。

 

欠勤連絡をしてその日は休んだのですが、次の日も状態は変わらず、精神科を受診するよう指示されました。

実家に帰って来てからセカンドオピニオンのためにメンタルクリニックを受診したことがあるのですが、そこでは2回目の診察で境界性人格障害と診断され、そのメンタルクリニックに行くことは2度とありませんでした。

当時の私は境界性人格障害と診断され、薬で治るものではないと思い病院に行く必要性を感じなかったからです。

 

同じメンタルクリニックに受診する気は無かったので、家から1人で通えて予約不要の精神科病院を探し、電話をかけ事情を説明。

精神科では保険診療の関係で必ず紹介状が必要と言われたのですが、以前の病院が飛行機の距離だったこと、緊急性が高いことを伝えるとなんとか受診させてもらえることになりました。

 

その結果、抗不安薬を処方され、ドキドキしたときはこれを飲んで様子を見て下さいとのこと。

しかし、抗不安薬を飲んでまで出勤することにどうしても抵抗があり、飲んで出勤することはせずに欠勤を続けて、師長と面談することが決まりました。

 

再び退職へ

師長と面談した後、看護部長と偶然廊下ですれ違い声をかけていただいたときに、勝手に涙が出て気付いたら全てを話していました。

適応障害と診断されて前の病院を半年休職していたこと、健康状態を隠して面接を受けたこと、看護師を続けられるか不安なこと、病棟が怖くて出勤できないこと…

看護部長には、「こんなに泣いているのは感情失禁という症状であり、まだ完全に回復してはいないと思う」「辛かったね」「あなたが輝ける職場が必ずあるから」「いまはしっかり休んだ方がいい」と言われ、退職することを決めました。

 

わずが1ヶ月、病棟に行けたのは1日だけでした。

このときの私には看護部長の言葉はとても薄っぺらく、何も響かないどころか、私の存在が迷惑だから辞めてほしいんだろうと感じていました。

 

もっと頑張ることもできたかもしれません。

でも、私はこれで病院勤務は諦めることができました。

もちろん臨床経験が3年ある方が、その後有利なのは変わりありません。

 

いま看護師を続けられない、辞めたいと心が壊れるほど辛い思いをしている人に伝えたい。

大丈夫、病院だけが全てではありません。

いまはしっかり休むときです。

 

この頃の私にも、伝えてあげたい言葉の1つです。

 

コールセンターへの出戻りと抗うつ薬【適応障害⑧】
元看護師の適応障害の発症と経過⑧

 

コメント