ストレス発散方法と身体に現れた異変【適応障害③】

雨と傘
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前回は「NICUでの勤務開始と患者の命を預かるという意味」についてお話しました。

今回は唯一のストレス発散方法と、心療内科への受診についてです。

 

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泣くことが唯一のストレス発散法

早朝覚醒が始まったのが先かどうかもいまとなっては思い出せないのですが、その頃には毎日残業が終わってから家に帰り、2時間程泣きながら過ごしていました。

ご飯を食べては泣き、お風呂に入っては泣き、そうして2時間泣き続けてようやく気持ちが落ち着いて、勉強を始めるのがお決まりのルーチン。

 

泣くことでしかストレスを発散できなかったのです。

勉強をしているときや、しーんとした部屋の中で突然聞こえるモニターのアラーム音にも悩まされました。

 

朝から何度も目覚め、なんとか朝食を口にして、玄関の前で深呼吸。

病院の前で深呼吸、ロッカーで深呼吸、病棟に入る前に深呼吸…。

とにかく気持ちを落ち着けて、気合いを入れなければ動けなくなってしまいそうでした。

 

5月病という言葉があるくらい、この時期は誰にでもストレスがかかります。

私も気持ちが落ち込んだり不安感が強いいまの状態は5月病のようなものだと思い、新しい環境に適応しようと必死でした。

 

怖いのは知識がないから。

それなら勉強すれば良い。

そう思ってひたすら勉強をしては先輩に見てもらいました。

 

私から見た私と、周りから見た私

「まだ余裕あるよね」

夜勤中に先輩に言われました。

次から受け持ちを増やす、と。

 

私自身はいっぱいいっぱいでも、不安なことや緊張が顔には全く出ていなかったようで、先輩からみて余裕のある看護ができていると判断されたようでした。

 

受け持ちが増えると3時間おきの哺乳が増える。

当時は比較的状態の悪くない子を受け持っていたので、受け持つ子はみな哺乳ビンで全て飲ませなければいけなかった。

しかし、私の飲ませ方が下手なこと、心疾患を持っていたり哺乳力が弱い子が多く時間内に飲ませられない。

 

1人の哺乳が遅れると、なし崩しにその後の予定全てがずれる。

眠れない夜勤、働かない頭、泣き止まない子。

仮眠室でモニターのアラーム音の幻聴が聞こえるくらい、本当にいっぱいいっぱいでした。

 

師長に話したい、そう思い空き時間に話をしてもらえるようアポイントを取りました。

自分のミスでこの子たちの命を奪ってしまう可能性があるのが怖い、夜勤中に眠れないのがきつい、苦手な先輩がいる…大体このような内容を師長に訴えたと思います。

 

「怖いのは悪いことではない」「夜勤中に寝ない看護師もいるし、私は寝ない方が集中できるから仮眠は取らない」「でもその先輩から知識の合格貰っててすごいね」「私が新卒のときは先輩からペンを投げられたりしていたよ」と。

師長にどうにかしてほしいと思って話をしたわけではなかったのですが、その返答に違和感を覚え納得はできませんでした。

 

その頃には同期とも少しずつ話ができるようになっていて、師長との面談内容を聞いてもらいました。

すると私と面談する前に、1人の同期が辞めたいと師長に伝えていたことを知りました。

言われた内容もほとんど同じだと。

 

その同期は結果的に外来に異動にになり、見違えるように元気になりました。

その後私も外来に異動希望を出したのですが、同期が外来に異動になったからもう枠がない。

あなたは勉強も1番進んでいるし、看護師に向いているから頑張れと…。

 

また他の同期には眠れないなら心療内科に行ったほうがいい、私もいま予約を取っているところだと言われました。

 

欠勤と心療内科

そしてある夜勤の日。

玄関から出られなくなりました。

 

私は寮に住んでおり、隣の部屋が外来に異動した同期だったので助けを求めました。

電話したのかラインをしたのか覚えていませんが、同期が部屋に来てくれた瞬間涙が溢れて止まらなくなってしまい、何を話したのかも全く覚えていません。

 

「その様子はおかしいから今日は仕事休んだ方がいい」

同期にそう言われて、師長に休みの連絡を入れました。

連絡できずに無断欠勤する子もいる中で連絡してきただけ偉い、と。

 

夜勤が連続するシフトだったので、休んだ次の夜勤の日にはきちんと出勤しました。

ロッカーで教育担当の先輩に声をかけてもらったものの、病棟の扉を前にした瞬間、怖くて怖くて涙が溢れて止まらない。

泣きながら病棟に入り、師長が受け持ちを減らしてくれたことや苦手な先輩を担当から外してくれたこともあり、仕事はなんとかこなすことができました。

 

もう無理だ、限界だ。

明けの日、予約の要らない心療内科に行くことに決めました。

そこで告げられたのは「適応障害」という診断でした。

 

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