献血センターへ転職した看護師の仕事内容と1日の流れ

献血センター看護師の採血セット
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「採血は好きだけど、日常生活援助があまり好きじゃない」

「夜勤が辛いからの日勤のみで働きたい」

「ルーチンワークだけやって、定時で帰りたい」

あなたはこのような理由で転職したいと思っていませんか?

 

そんなあなたに、日勤のみで定時で帰れる採血がメインのお仕事「献血ルーム」の看護師はどうでしょうか?

献血ルームでの看護師の仕事内容や、1日の流れについてご紹介していきます。

 

献血センターとは

献血センターとは、献血をするための施設です。

町で献血のポスターが貼ってあるのを目にする機会も多いと思います。

 

日本での献血事業はすべて日本赤十字社が行っているため、献血センターで働く看護師は「日本赤十字社」の職員となります。

日本赤十字社は全国に47ヶ所の地域血液センターと172ヶ所の附属施設(献血ルームを含む)、7ヶ所のブロック血液センターで血液事業を運営しています。※平成31年4月1日現在

 

日本赤十字社は284台の移動採血車(※平成31年3月31日現在)も保有しているので、献血センターに就職すると献血バスに乗ってイベント会場で働くこともあります。

 

献血センターの看護師の仕事内容

  • 受付
  • 問診
  • バイタルサイン測定
  • 献血前の血液検査
  • 献血
  • 献血中の状態管理
  • 抜針
  • 献血後の状態管理
  • 献血した血液を管理するためのパソコン操作や器材管理
  • 清掃や資材管理など

※献血センターでは「献血前の血液検査」「献血の採血」に分かれて仕事をします。

献血前の血液検査

献血前の血液検査は、病院で行う採血のようにスピッツに少量の採血をします。

血液型の事前判定とHbをチェックすることで、献血が可能かどうか判断するためです。

献血の採血

献血には「全血献血」「成分献血」があり、それぞれに振り分けられた人を採血します。

成分献血の場合は、さらに機械の操作も行います。

 

献血センターは健康な人が対象であり、献血はボランティアの為、接遇やマナーが大切です。

また、献血中や献血後に体調不良になってしまった方の対応も必要となります。

 

献血中は血管迷走神経反射によるめまいや、気分不良を起こしやすくなります。

その他にもクエン酸反応(唇や手足がしびれる)や、穿刺部位の皮下出血などの副作用が起こる可能性があるので、献血前に説明します。

 

献血センターへ転職した看護師の1日の流れ

8:50 出勤

9:30 献血ルームオープン

11:00 お昼休憩

11:45 午後の業務開始

17:30 勤務終了

出勤後

着替えを済ませた後、献血ルームの器材の消毒や清掃、機械を立ち上げオープン準備を整えます。

献血ルームオープン

受付、問診、献血前の血液検査採血、注意事項や副作用の説明、献血を行います。

勤務終了

成分献血・全血献血の受付が終了後、遅番担当の人は片付けをします。

※施設によってはシフト勤務となります。

施設の求人内容によって勤務時間や仕事内容に違いがあるので、あくまでイメージとして参考にして下さい。

 

献血ルームの看護師は、基本的に残業はありません。

献血バスの担当になってしまった日は、献血者の数が多かったり設備の片付けがあるので、残業しなければいけないときもあります。

しかし残業になったとしても、残業代が支給されます。

 

献血センターへ転職した看護師の仕事内容と1日の流れまとめ

献血センターでの仕事は、対象が患者ではなくお客様になるため、接遇やマナーには厳しいと思います。

また献血はボランティアなので、1回で確実に採血しなければなりません。

 

献血ルームでの看護師のメインの仕事は採血です。

しかし、採血だけすればいいという単純な仕事ではありません。

 

献血は血液製剤を作るために行うので、品質管理が徹底されていて、マニュアル通りに作業をしなければなりません。

マニュアル通りに作業せずにミスが起こってしまうと、製品にできないという事態になってしまうのです。

 

そのため病棟やクリニックとは違う緊張感や、プレッシャーを感じることもあるかもしれません。

しかし、ほとんどがマニュアルに沿った仕事になるので、ルーチンワークが得意な人には向いている職場と言えるでしょう。

 

「自分は採血が得意だし、ルーチンワークに向いている」

そんなあなたは、献血ルームに転職することを検討してみるのも良いかもしれませんね。

 

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