「看護師としてクリニックへ転職したのに辛い…」なぜ辞めたいと思ってしまうのか

クリニックを辞めたい看護師
記事内に広告が含まれています。

看護師としてクリニックに勤めていても、辛くて辞めたいと思っていませんか?

「病棟からクリニックへ転職したときは、あんなに希望に満ち溢れていたのに…」

なんてがっかりしている人もいるかもしれません。

 

なぜクリニック勤務でも看護師の仕事が辛い、辞めたいと思ってしまうのでしょうか?

病棟からクリニックへの転職経験のある私が、クリニックを辞めたいと思ってしまう理由や上手なクリニックへの転職方法、現在クリニックを辞めたいと思っている人に考えてほしいことをまとめてみました。

 

なぜクリニック勤務でも看護師を辞めたくなってしまうの?

看護師としてクリニックへの転職に成功しても辞めたいと思ってしまう理由は、主に5つあります。

クリニックを辞めたいと思う理由
  • 職場の人間関係が悪い
  • 給料や残業・休日などの待遇に不満がある
  • 医院長と考え方が合わない
  • 業務が流れ作業に感じてしまう
  • 職場環境のギャップや想像以上の忙しさ

職場の人間関係が悪い

クリニックを辞めたいと思ってしまう理由で圧倒的に多いのが、人間関係の問題です。

クリニックは病棟に比べて看護師の人数が少ないため、関係性が濃くなりがち。

そんな中でお局看護師や、癖のある看護師とそりが合わなくて辛いと感じてしまうことがあります。

 

医院長婦人がクリニックの同僚として働いていることも多く、気を使う場面もあります。

またクリニックでは、医療事務員が長く勤めていて看護師よりクリニックのことをわかっているということも珍しくないので、医療事務の人と合わないことも十分にあり得るのです。

給料や残業・休日などの待遇に不満がある

給料や残業時間が面接のときに聞いていた話と違う、なんてこともよくあります。

特に残業に関しては実際に働いてみないとわからないため、不満に感じてしまうことが多いです。

 

外来のみのクリニックでは1週間のうち水・土が半日、日曜祝日が休日なんてこともあり、思っていたより休んだ気がせずに辛いと感じてしまうことも…。

医院長と考え方が合わない

クリニックは医院長が経営者。

悪く言えば王様なので、王様の言うことは基本的には絶対です。

 

そのため医院長の患者に対する接し方や、利益しか考えていないような診察・治療内容が納得いかない方もいるでしょう。

私の周りでは、美容整形外科クリニックの看護師はこういった不満をよく言っている気がします。

業務が流れ作業に感じてしまう

クリニックの看護師業務は病棟に比べてルーチンワーク気味

そのためルーチンワークが好きな看護師には働きやすい環境ですが、それが流れ作業のように感じて辞めたいと思ってしまう人も。

 

確かに医師の診察介助や処置内容も、2.3か月もすればある程度予想できてしまうため、やりがいがないと感じる方もいるでしょうね。

職場環境のギャップや想像以上の忙しさ

クリニックは病棟に比べて物品が少なかったり、コストの関係で消毒して使いまわしている物も多くあります。

そのため滅菌処理などは看護師の仕事として受け入れられない、ディスポ製品に慣れていたため消毒しても使いまわすことに耐えられない、採血時に手袋なしでは怖くてできない…

このようなことに前の職場との大きなギャップを感じ、辞めたいと思ってしまうこともあります。

 

また終業時間前に急に外来患者がたくさん来て残業になったり、看護師の人数が少ないのにやることは多かったりと、その仕事量が忙しいと感じる方もいます。

クリニックは病棟よりも楽だと考えて転職してきた人は、その忙しさが嫌になって辞めたくなってしまうこともあるでしょう。

 

病棟からクリニックへ転職してもこのような不満があっては、せっかく就職したクリニックをすぐに辞めてしまいかねません。

では、どうしたら上手にクリニックに転職できるのでしょうか?

 

病棟看護師が上手にクリニックへ転職する方法

まず転職前の準備で大切なことは、しっかりと「自分の希望条件を確認すること」です。

 

どのクリニックに転職しても、不満に感じる点は必ず1つくらいあります。

そのため自分が絶対に譲れない条件を決めておき、その条件を満たしたクリニックを妥協せずに探すようにしましょう。

 

そして病棟から転職した看護師にとって一番大切なのは、そのクリニックの環境を受け入れることです。

いままで病棟で培ってきた知識・経験は大切なものですが、クリニックにはそれぞれのやり方があり、コストなどの経営的な側面も関係してきます。

 

そのためあなたが行ってきた方法が正しいやり方だったとしても、その方法が受け入れてもらえないこともあるのです。

その場合は潔く辞めて自分に合う転職先を探すか、いったん以前の職場を忘れてクリニックのやり方を受け入れるしかありません。

 

どのクリニックに転職しても、すべて以前の職場と比較していてはあなた自身をクリニックの方たちが受け入れにくくなってしまうからです。

クリニックでの仕事に慣れてきて、周りの看護師や医院長に信頼されるようになれば、あなたの考える正しいやり方を提案すれば受け入れてもらいやすくなるので、まずはあなたから歩み寄ってみて下さいね。

 

現在クリニックを辞めたいと思っている看護師へ

クリニックは病棟よりも小さく閉鎖的な環境です。

逃げ場もなく、辛い思いをしている方もいると思います。

 

しかし最初の1ヶ月は、看護師以外の仕事でも業務内容が覚えられずに辛いと感じることが多い時期です。

せっかく縁があって採用してもらった職場です。

仕事を覚えるまでは、なんとか頑張ってみませんか?

 

もちろん仕事を教えてもらえないほど性格の悪い看護師や、怒鳴りつけてくるような医師がいるようなクリニックはその限りではありません。

仕事を教えてくれる看護師がいて、給料・休日にそこまで不満がないのであれば職場環境のギャップはそのうち感じなくなるかもしれませんよね。

 

しかしそれでもクリニックが辛い、辞めたいと思ってしまうあなたは、もしかしたらクリニックという環境が合っていない可能性も。

その場合は、他の職場も視野に入れて転職活動をするとよいかもしれません。

 

「看護師としてクリニックへ転職したのに辛い…」なぜ辞めたいと思ってしまうのかまとめ

看護師がクリニックを辞めたいと思う理由はこの5つ。

クリニックを辞めたいと思う理由
  • 職場の人間関係が悪い
  • 給料や残業・休日などの待遇に不満がある
  • 医院長と考え方が合わない
  • 業務が流れ作業に感じてしまう
  • 職場環境のギャップや想像以上の忙しさ

私個人の考えですが、業務に関することや職場環境のギャップ、忙しさについては仕事を続けて慣れてくれば、さほど辛くないと感じるようになる可能性があると思います。

人間関係も、転職して数ヶ月後には変わっていることもあるでしょう。

 

しかし給料や残業・休日などの待遇に不満がある場合、これはそのクリニックを辞めなければ解決することはできないので、待遇に我慢ができない場合は早めに退職してしまうのも手かもしれません。

 

クリニックを退職した後は、次の転職で失敗しないようによくよく情報収集をしてから転職することをおすすめします。

私が過去に転職したときは、ハローワークや看護師転職サイトを活用して情報収集したので、良ければこちらも参考にしてみて下さいね。