看護師のポケットの中には何が入っているか、知っていますか?
病棟の看護師のポケットをよく観察してみると、パンパンに物が詰まっている人が多いという印象を受けると思います。
看護師の業務を行う際に、ポケットに入っていると便利なグッズが実はたくさんあるのです。
しかし配属された病棟や個人によって必要なグッズは異なってくるので、学校では詳しく教えてもらえないと思います。
2ヶ所の病棟、2ヶ所のクリック、施設での勤務経験のある元看護師の私が、持っていると便利なグッズを厳選してご紹介します!
看護学生で初めて実習に行くときや、新卒で看護師として就職するときの参考にして下さい。
看護師に必要な持ち物とは?基本的にポケットに入っている便利グッズ
まず病棟の看護師が基本的に持っている物をご紹介していきます。
たいていの看護師はペンや印鑑、メモ帳や勉強内容をまとめたノートなどはポケットに入れています。
聴診器は実習前に学校で購入のあっせんがあると思うので、それをそのまま使うことができます。
私の配属されたNICUでは新生児用の聴診器を使いますが、児ひとりにひとつ専用の聴診器が用意されていたので新たに購入する必要はありませんでした。
時計
時計は秒針が付いていれば、腕時計でも良いと学校では言われるかもしれません。
しかしNICUでは新生児に触れる機会が多いので、怪我をさせないために必ずポケットに付けるタイプの懐中時計を使用するように言われました。
対象が新生児でなくても看護師は患者の身体に触れる機会が多いので、こだわりがなければ懐中時計の方が良いと思います。
手洗いのときも腕時計をしていない方が洗いやすく、清潔に保てます。
懐中時計タイプであれば制服に付けたままロッカーに置いておけるので、時計を忘れることもありません。
夜勤が始まってからは蓄光タイプの方が文字盤を見やすいという点も、仕事用に時計を用意した方が良い理由のひとつです。
はさみ
看護師は処置用のテープを切ったり、袋を開けることが多いので、はさみも必ず持っていた方が良いでしょう。
普通のはさみだとポケットに入れ損ねて落としてしまうこともあるので、ストラップ付きの物を選んだ方が安全です。
電卓、タイマー
点滴の滴下計算や、NICUではミルクの量や体重の計算に毎日電卓を使っていました。
病棟では多重課題が多くなるので、処置の時間を忘れないようにタイマーを使用する同期もいました。
私はタイマーは使用せず電卓のみ必要だったので百均で購入しましたが、電卓とタイマーがひとつになったグッズもあります。
私が勤めた耳鼻科クリニックではタイマーが準備されていましたが、病床があるクリニックでは個人で準備するところもあります。
人によってはポケットに入っていると便利なグッズ
基本的な持ち物以外でポケットに入っている物は、看護師によって違います。
ここでは一例として、私の身の周りの看護師で持っていた便利グッズを2つご紹介します。
ポケット
白衣のポケットの中にそのまま入れられるポケットがあります。
このポケットがあれば物の定位置を決められるため、ポケットの中身をきれいに収納することができます。
白衣をクリーニングに出す時も、ポケット自体を取り出してそのまま入れ替えることができるので、印鑑などを出し忘れることがありません。
商品の挟みデザインによっては白衣のポケットからチラ見せすることができるので、見た目も可愛くすることができます。
可愛いデザインの印鑑
印鑑は基本的な持ち物に入れていましたが、中には可愛い印鑑を使用している人もいました。
可愛い物がポケットに入っていると少しテンションが上がりますし、小児科ではキャラクターものを持っていると子どもとの話題ができることもあります。
看護師の便利グッズ:番外編
持ち物やグッズではありませんが、番外編として購入することが多い物もご紹介しておきます。
カーディガン
白衣の上に着るカーディガンはそれぞれ個人で用意します。
私は就職してからも、実習前に学校であっせんされたカーディガンを使っていました。
しかし学校であっせんされる商品は値段が高いことがあるので、ユニクロなどでシンプルな物を探して自分で購入する方が安いと思います。
色に関しては大きい病院では規則があることが多いので、就職前に確認してから購入した方が良いでしょう。
実習前に購入する場合は紺色にしておけばまず問題ないと思いますが、念のため学校の指示に従ってください。
ナースシューズ
ナースシューズは実習前に、学校で購入のあっせんがあると思います。
しかしこちらも値段が高いことがあるので、学校に確認した上で市販品を購入した方が安いかもしれません。
私の学校ではポイントが一切ない白の運動靴タイプであれば、市販品でも良いと言われました。
大きな病院ではナースシューズは制服支給の中に含まれている場合が多いです。
クリニック、施設勤務時はナースシューズは自前で、みんなサンダルタイプでした。
ナースシューズに関しては実習時に購入したものを就職してからもしばらく履き、先輩のナースシューズを見てから新しい物を購入すると良いでしょう。
着圧ソックス
看護師は立っている時間が非常に長く、足がむくんだり疲れやすいです。
着圧ソックスを履けば、安定した歩行をサポートしてくれたり着圧効果で足のむくみが軽減されます。
普段から着圧ソックスを履いている同僚もいましたし、妊娠を期に着圧ソックスを履きだした先輩もいました。
白衣
実習の時は学校で決まったユニホームを着用すると思いますが、大きな病院に就職した場合は白衣は基本的に支給されます。
しかしクリニックや施設によっては自分で白衣を用意しても良い所があるので、自分の気に入った白衣を着たい場合、先輩に確認して購入することもできます。
マタニティ用の白衣もあるので、病院で支給された白衣が合わなくなった場合、購入を検討しても良いかもしれません。
看護師の持ち物は?ポケットの中の便利グッズ4つ+2つ【ナースリー】まとめ
看護師として勤務するときに必要な持ち物を4つ、人によってあると便利なグッズ2つ、番外編として購入することが多い物4つをご紹介しました。
もちろん配属された病棟や個人によって必要なグッズは異なってくるので、ここでご紹介したグッズが必要ない人もいると思います。
しかし時計だけは必ず必要になるので、懐中時計タイプを検討している人は実習前に準備してしまっても早すぎないと思います。
私は就職してから時計、はさみ、電卓、印鑑、カーディガン、ナースシューズを購入しました。
実店舗では百均や服屋・靴屋、通販ではAmazonや楽天で購入しましたが、同期や先輩は「ナースリー」で購入していました。
「ナースリー」は白衣やナースウェア・グッズを取り扱っている通販サイトなので、とにかく種類が豊富です。
ナースリーを教えてもらってから確認したら、私が買ったものやここで紹介したグッズはすべてナースリーにありました(笑)
Amazonや楽天と違い、商品が一覧表示されるのでデザインや値段で比較して探しやすいですし、割引もあります。
働いていると休みの日は疲れてゆっくり休みたいでしょうから、店舗に行かずにさまざまな商品から選ぶことができるので時間の節約ができますね。
また、通販で物を買うときは複数のお店で買うと送料がかかってしまいますが、必要な物はすべてナースリーで揃えることができるので送料の節約にもなります。
看護師グッズを購入する予定があれば、一度覗いてみても良いかもしれません。
実習や就職前に必要な物や便利グッズを揃えておけば、病棟に行って焦ることもないと思います。
私は就職してから慌てて買いに行った物もあったので、お気に入りの物を選ぶことができませんでした…。
時間があるときにゆっくり吟味して、自分のテンションを少しでも上げてくれるお気に入りのグッズを購入して下さいね。